白い雪の積もる 静かな朝と同じような姿で 横たわる君の顔深い眠りの中 幸せそうに微笑みを浮かべたまま 二度とは目覚めない別れを告げて 記憶を乗せて 響き渡るよ 送る鐘の音らっせ らっせ らっせ らっせもいちど生まれる日まであたたかな夢が 炎に揺れる舞い踊る形は失せても 感じる君の息づかい巡る巡る思い出 雪の景色あの時かぶせてくれた 傘は今もここにわたしの躰に 降りつもるクリスタルあの時の思い出を いくつも映し出すの泪あふれて 頬をつたって 瞳をとじて 眠りにおちてさよなら わたしのまっくろな おもいびとよたどる夢の路 今頃どこにおりますか季節はずれても 紫陽花 八重に咲き誇れ白く閉ざされて世界に 私独りだけ祈る言の葉は 誰にも届くことはない