作词 : ツミキ作曲 : ツミキだってほらそうやって、あたしを睨みつける様に穿った眼で凝視して、忘れたいことも忘れられないわ。さっきからそうやって、まるで映画における犯人扱い。今日もプラスティックで鼓膜を塞ぎあたしに問う。差詰め何の為の唄、金、時間、苦悩、あみだくじ?教えてくれ、応えてくれ。「稲妻は哀しい雨の日、静寂を照らす為に有るのさ。」それならば頬を濡らすあたしを照らすのは、こんな期待はずれの音楽だった。びかびかどくどくちくたくしくしくめらめらぐしゃぐしゃ、胸の奥が騒ぐ。それを掻鳴らすこと、歪さを叫ぶことこそがロックンロールの正体。あたしに鳴れINAZMAよ。何時からかこうやってまるで悲劇におけるヒロインぶって、今日もランキングであたしをまた品定め。これじゃあもう何をやれど無駄、無茶、無謀、無理。いきしてる?救ってくれ、ひとひらの電撃で。びかびかどくどくちくたくしくしくめらめらぐしゃぐしゃ、胸の奥が騒ぐ。それを掻鳴らすこと、歪さを叫ぶことこそがロックンロールの正体。あたしに鳴れINAZMAよ。「稲妻は降る名残雨の日、悔い闇を晴らす為に有るのさ。」この音が鳴り止む頃には、陽が射している。こんな期待はずれの音楽だって。びかびかどくどくちくたくぴかぴかどんどんちぐはぐずきずきめらめらぐしゃぐしゃ、胸の奥が騒ぐ。それを掻鳴らすこと、歪さを叫ぶことこそがロックンロールの正体。誰にも鳴れない、凡そ三十六度と少しのあたし、鳴らせINAZMAを。そうしてほらこうやって鼓膜を撃てよ、あたしのじんせい。