作词 : ツミキ作曲 : ツミキさあ何れが欲しい何が視たい好きなものを選べよ食卓に並ぶ彩りの花然し何故だろう如何してだろう偽物の筈なのに造花が何より美しいまた 傘をはぜらす雨が降れば雨粒一つで術を失う硝子の眼玉暮れ泥む陽がこころのようで歩み出せずに居た澱む眦の涙がいま永い睫毛を辿ってゆく瞳に覗くかなしみを絶やすように溶けてゆく自らが望み乞うもの程此処には無いと解っているそれでもかなしいのささあ誰の為に誰の所為に好きなものを選べよ天秤に賭かる濡衣の責然し何故だろう如何してだろう見事な手筈なのに自らが酷く傷ましいまた湿度を帯びた夜が降ればまじない一つで幻を成す暗渠の鼠風化する思惟が灰に至る迄叙述の罠の中澱む眦の涙がいま永い睫毛を辿ってゆく瞳に覗くかなしみを絶やすように溶けてゆく自らが望み乞うもの程此処には無いと解っているそれでもかなしいさあ何れが欲しい何が視たい答が何処にも無い!束の間涙は蝋を溶かすのに鳴呼時間が無い覚束無い幾許も無く液状と化すだろう是等総てそれが余りにもかなしいのさ