シエスタのお怒り
はい　どうぞ
あーら　どうしたんですか　こんな夜遅くに
あっ　もしかして　
遂に私と二人きりの夜を過ごすこと決心されたんですか
あー　どうやら違うみたいですね
まあ　最初から分かってますけど　
私を抱きしめに来たんなら　
そんな暗い顔をしてるわけないですもんね
それでなんかあったでしょう　
言ってみてください
なるほど　女の子と喧嘩を　いいんですよ
私はあなたのメイドですから　
どういう要件だったとしても私を必要くださったなら　
私はお役に立ちます
それで喧嘩の原因は何なんですか　
分からないってことないでしょう　
その時どんなこと話してたんですか 要するに　
それって二人きりの時にほかの女の子のことを話題にしたってことですよね
そんなつもりがないって言ったって　
そういうことじゃないですか
もう　男の子って本当にそういうとこは鈍いですね
女の子はたとえ世間話でも嫌なものなんです
自分以外の女の子の話をされるのは
それに　いきなり夜に訪ねてきて他の女の子をされるのも
まあ　とにかくですね　
ここはあえて厳しく言わせていただきます
もっと女の子の気持ちをちゃんと分かってあげてください
今　不満そうな顔をしましたね
そんなことちゃんと言ってくれなきゃ分かるわけ無いだろうとかそういうこと思ったでしょう
それはね　普通に考えればそうなんです
でもね　好きな人だけは特別ですから
他の人には理解してもらえなくてもいいことでも
好きな人には説明抜きでわかってほしいんですよ
ええ　そうですね　
そうは言ったって　簡単なことじゃありません
だからこれから私が恋のレッスンして差し上げます
いつでも頼って来てください
その代わり　厳しいですよ
びしびし言っちゃいますね